こんにちは。今日から、「母なき私のみちしるべ」と題して、ブログを始めることにしました。
突然ですが、私は19歳の時に母を亡くしました。
あの日、突然の別れは、私の日常を一変させました。母は、私たち家族にとって太陽のような存在でした。明るく、優しく、いつも家族の中心で、私たちを照らしてくれていました。そんな母が突然いなくなってしまったのですから、私だけでなく、父も、弟妹も、祖父母も、皆、深い悲しみと、言いようのない喪失感に打ちひしがれました。
当時、私は大学に進学して間もない時期でした。母の死は、私の将来に対する不安を一層大きくしました。これからどうやって生きていけばいいのか、全く見当もつきませんでした。
母が亡くなってから、私の生活は一変しました。母が担っていた家事の全てを、私が引き受けなければならなくなったのです。料理、洗濯、掃除…今まで母が当たり前のようにやってくれていたことの多さに、改めて気づかされました。
弟妹はまだ小さく、父も憔悴しきっていました。祖父母は高齢で、頼ることはできませんでした。当時の私は、母の代わりを務められる自信なんて全くなく、ただただ必死で毎日を過ごしていました。
それからというもの、私の人生は、まさに「手探り」の連続でした。料理一つとっても、母に教えてもらったことはほとんどなく、レシピ本を片手に、何度も失敗を繰り返しながら、少しずつ覚えていきました。掃除や洗濯といった家事も、試行錯誤の連続でした。
学業との両立も簡単ではありませんでした。大学に進学してからは、学費や生活費を稼ぐためにアルバイトもしなければならず、時間的にも精神的にも、常にギリギリの状態でした。
就職活動、結婚、妊娠、出産…人生の節目を迎えるたびに、私は母の不在を痛感しました。
「母ならどうするだろう?」
「母なら何と言うだろう?」
答えのない問いが、いつも頭の中を駆け巡っていました。
今ほどインターネットが普及していなかった当時、情報を得ることも簡単ではありませんでした。周りに相談できる人もおらず、私はいつも孤独と不安を感じていました。
しかし、そんな中でも、私は一歩ずつ、一歩ずつ、前に進んできました。弟妹を育て上げ、大学を卒業し、社会人として働き、結婚し、そして母となりました。
母を亡くしてから、長い年月が経ちました。もちろん、今でも母に会いたいと思うことはあります。しかし、同時に、母が私に残してくれたものの大きさを、改めて感じるようにもなりました。
母は、私に「生きる力」を与えてくれたのだと思います。どんなに困難な状況でも、諦めずに、前を向いて生きていく力です。
このブログを始めようと思ったのは、かつての私と同じように、母親を亡くし、苦しんでいる人がいるかもしれないと思ったからです。私の経験が、そんな人たちの、ほんの少しでも、支えになれたら…。そんな想いで、このブログを綴っていこうと思います。
これから、私が経験してきたこと、感じてきたこと、学んできたことを、少しずつお話ししていきたいと思います。
家族のこと、弟妹のこと、父のこと、祖父母のこと、料理、掃除、就職、学業、アルバイト、結婚、妊娠、出産…。
決して平坦な道のりではありませんでしたが、その中で得られた多くの気づきや学びを、皆さんと共有できればと思います。
このブログが、誰かの「みちしるべ」となることを願って…。
どうぞよろしくお願いいたします😉❣️
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